【渋谷に通う大学1年生・100名に聞きました】75%以上の若者が、浴衣をひとりで着られない? / “七夕”を学生・留学生らが“浴衣”で過ごす「和装デー」を開催

國學院大學(渋谷キャンパス:東京都渋谷区東4-10-28/たまプラーザキャンパス:神奈川県横浜市青葉区新石川3-22-1)は、“七夕”の7月7日(木)に、学生・留学生・教職員が浴衣でキャンパスライフを過ごす「和装デー」を、渋谷キャンパスにて行います。本イベントは、“日本文化の継承と体験”を目的に、昨年初開催し、約600名の学生・留学生・教職員が参加しました。

昨年の和装デーの様子

昨年の和装デーの様子

 
【学内アンケート調査】 7割以上の若者が、“竹に願いごとの短冊を飾る”由来を知らない?

 

今年4月に入学した本学の1年生100名を対象に、“七夕”や“浴衣”についてのアンケート調査をしたところ、81%の学生が、七夕の文化・風習を外国の方に伝えたいとする一方、笹に願いごとを書いた短冊を飾る由来を知っている学生は、27%でした。また、78%の学生が、お祭りやイベント時などに、浴衣を着たいと思っている一方、そのうち73%(全体の76%)は、自分ひとりでは浴衣を着られないことがわかりました。

まずは伝統文化を生活に取り入れ、”体験”する機会を
「和装デー」当日は、キャンパス内に着付指導者が常駐する特設更衣室・クロークを用意するほか、イベント前には、キャンパス内での浴衣着付講習会も実施。和装に馴染みの少ない学生でも参加しやすい環境を整え、学生が、日本古来の風習を“体験”し、学び、より身近に接する機会を提供します。
当日は、笹に飾られた数千もの短冊や、学生によって設置される約250個の風鈴やかざぐるまの装飾、縁日を模した屋台などがキャンパス全体を彩ります。また、熊本地震支援の一環として、募金活動や熊本産すいかの振る舞いも実施。浴衣姿のミス&ミスター國學院ファイナリストをお披露目するイベントも、学生主催で行われます。

本学は、1882年(明治15年)、国内最初の私立大学のうちの一つとして創立した文系の総合大学です。明治初期の日本が急速に欧化する中、 “自国の歴史や文化の内実”を研究・教育する機関として設立されました。東京オリンピック・パラリンピックを4年後に控え、“日本文化の発信”の重要性がますます問われる中、建学の精神に通じる“日本文化の継承と発信”を担える人材を育成・輩出し、社会に貢献していきます。

<学内アンケート調査 概要>
調査期間 :平成28年6月16日(木)~6月20日(月)
調査方法 :インターネット調査
対 象 者 :國學院大學に在学する1年生(男性50名/女性50名)

<調査結果より>

 
<七夕の由来と笹に願いごとを書いた短冊を飾る由来>
「古くは暦の知識とともに中国から伝えられたものである。(中略)牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が天の川を渡って会う日であるとされており、女性たちは庭に酒や売りなど果物の供え物をして七本の針に糸を通し針仕事の上達を祈る(中略)平安貴族の社会では、中国の風習にならう乞巧奠(きこうでん)と呼ばれる行事がさかんになっていた。」(新谷尚紀国学院大学教授著『日本人の春夏秋冬』より)
「江戸時代には(中略)七夕には武家・庶民とも(中略)歌会があって、短冊やヒサギ、梶の葉に詩歌を書いたものと素麺やナス、瓜を牽牛・織女の二星に供えたことが見えている。こうして江戸時代前期に京都で庶民化した七夕飾りが、寺子屋や手習い師匠を通じて広まったのが現在の竹飾りである。」(小川直之國學院大學教授著『日本の歳時伝承』より)

関連記事一覧

PAGE TOP
Translate »