ゆかたファッション&ビューティートレンド2016 最旬ヘア&メークのキーワードは”レトロ”!

これからの季節、ゆかたは気軽に着られる和装として、若い女性はもとより、年々増加する外国人観光客にも人気です。近年は、定番の花火大会や盆踊りなどにゆかたを着て出掛ける以外にも、アミューズメント施設やビアガーデンなどで、ゆかた着用者に対する特典が用意され、夏季の色々なお出掛けの場面でゆかたを楽しめる風潮が広まっており、季節感のある特別なおしゃれ着としても定着しつつあります。
そこで、今年のトレンドにあわせたゆかたヘア&メークの情報を公開しました。

▼ 2016年最旬浴衣ヘア&メークは”レトロ”がトレンド!!
http://hma.shiseidogroup.jp/tips/p20160620_9380/?rt_pr=tr579

ファッションとして楽しむ和装の着用機会創出により市場は堅調
ゆかたに限らず、和装(呉服)全体の市場としては、2015年は前年比98.2%の2,805億円(小売金額ベース)で、2016年は前年比100.9%の2,830億円と予測されています(※1)。消費税増税等の影響があったものの、「着物で女子会を開催するなどの取り組みが活発化」(※1)しており、「昨今ではファッションとして”着て”楽しむ消費者層も増え」(※2)、「着物を着る機会の創出」(※1)により、市場は今後も堅調に推移することが予想されます。
若い女性のゆかた実態「着て出掛けたい」9割 だけど…
それでは、日本人女性のゆかた実態はどうなのでしょうか。20~30代の女性を対象にした当社調査によると、昨年(2015年)ゆかたを1回以上着た女性は、約27%に留まりました。しかし、9割以上の女性が、機会があれば、 ゆかたを着て出掛けたいと考えていることがわかりました。ゆかたを着る際の悩みとしては、「ゆかたに合うメークがうまくできない」「ゆかたに合う髪型のスタイリングができない」といったビューティーに関するもの、そして、「ゆかたと帯をうまくコーディネートできない」という、ゆかたファッションに関する悩みが上位にあがりました。
そこで、今年ならではのゆかたの着こなしのポイントと、和装のヘア&メークを得意とする資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田由美子による、今年ゆかたを着るなら取り入れたい「ゆかたメーク」のトレンドテクニックと、自分でも挑戦できる「ゆかたヘア」のポイントをご紹介します。
※1 … 株式会社矢野経済研究所 「呉服市場に関する調査を実施(2016年)」(2016年4月28日発表)
※2 … 株式会社矢野経済研究所 「呉服市場に関する調査結果2015」(2015年4月20日発表)

《1.ゆかたアンケート調査結果 概要》
20~30代の女性を対象に、ゆかたに関するアンケート調査を実施しました。調査結果概要をご紹介します。

調査概要:資生堂 ゆかたアンケート調査2016
調査期間:2016年5月31日~6月6日
有効回答数:1,114件
対象者:資生堂オフィシャルコミュニティ「SHISEIDOおめかし会議」登録会員のうち20~30代の女性
収集方法:インターネット

調査結果 ポイント(1) 「ゆかたを着て出掛けたい」女性9割。でも、昨年実際ゆかたを着たのは4人に1人
「今年、ゆかたをどんな場面で着てみたいと思いますか?」との設問で、9割以上の女性が、なんらかの機会があれば、ゆかたを着てみたいと回答しています。しかし、昨年ゆかたを「1回」および「2回以上」着た女性は、合計で26.7%に留まりました。多くの女性が、ゆかたを着て出掛けたいと思いつつ、なかなか実現できていないことがわかりました。ゆかたを着たい場面としては、「花火大会」(76.8%)や「夏祭り」(63%)といった定番のイベントが上位にあがりました。その次には、「デート」(25.6%)があがり、ゆかたで一緒に出掛けたい相手としても8割近くの女性が、「恋人/夫」と回答し、ゆかたが特別なお出掛けの際のおしゃれ着として、捉えられていることが示唆されます。

調査結果 ポイント(2) ゆかたもファッションコーディネートしたい! 古典・伝統的なゆかたが人気
ゆかたファッションで、一番知りたい情報は、「ゆかたと帯のコーディネート」という結果に。今年着たいゆかたの色は、「紺」と「白」という定番カラーが1位2位になりました。どんなイメージのゆかたを着たいかを尋ねると、「正統派」、「クラシック」、「伝統的」、「レトロ」といった古典的イメージをあげる人が、合計で87.9%になりました。ゆかたという和装で、日本の伝統文化を体験しつつ、ファッションとしてもコーディネートと季節感を楽しみ、古典的イメージのゆかたでいつもとは違った自分を演出したいと考えていることが読み取れます。

【プロに聞く!ゆかたのトレンドと着こなしは?】 着物スタイリスト:秋月洋子氏

ゆかたといえば、ベーシックに白地がずっと人気が高いですね。ただ、ややもすると”温泉ゆかた”のようになってしまうので、実はおしゃれに着こなすのは意外と難しいもの。けれども、年齢を選ばず長く着ることができますし、着こなすと新鮮で素敵です。今回のモデルには、白地に古典柄(撫子や萩といった秋草の柄)のゆかたをセレクトしました。こういった古典柄で、モダンな配色のものならかえって新鮮なイメージに着こなせるのでおすすめです。メインの色は、撫子がサーモンピンク、萩が青みがかったグリーン。このような補色関係の色使いのゆかたは、帯に何色を合わせるかで、イメージが大きく変わります。今回は、深緑の帯で全体を締めるコーディネートにしてみました。さらにメークの色使いとも上手に合わせながら、ゆかたの着こなしを楽しんでくださいね。
調査結果 ポイント(3) ”ヘアとメークができない”から、ゆかたが着られない?!
ゆかたファッションに関する悩みの第1位は、「ゆかたに合う髪型のスタイリングができない」でした。これまでゆかたを着たときに、髪のスタイリングで、美容室などの有料サービスを利用したのは10%ほどに留まり、「自分で行うことが多かった」、「家族や友人等にお願いした」という女性が合計で8割を超えました。自身での髪のスタイリングに苦労していることがうかがえます。ヘアスタイリングに加え、メークに関する悩みも含めると、ビューティーに関する悩みを感じている人が、合計で約7割にのぼることがわかりました。ゆかたを着て出掛けたい気持ちはあっても、ゆかたに合わせたメークや髪型をどうすればよいのかわからず、ゆかたを断念している女性も多いのではないかと考えられます。約8割の女性は、なんらかのゆかたビューティー情報を知りたがっている結果も出ています。

※本調査結果を引用する場合には、下記の表記をお願いいたします。
「資生堂 ゆかたアンケート調査(20~30代女性) 2016年」

《2.ゆかたヘア&メーク2016紹介》
ゆかたヘア&メークでお悩みの女性の皆さまに、トレンドを取り入れた「ゆかたヘア&メーク2016」を、資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田由美子がご紹介します。

▼ 2016年最旬浴衣ヘア&メークは”レトロ”がトレンド!!
http://hma.shiseidogroup.jp/tips/p20160620_9380/?rt_pr=tr579

【資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田 由美子(かまだ ゆみこ) プロフィール】

東京都出身。
1987年、資生堂のヘア&メーキャップスクール「SABFA」を卒業と同時に、ヘア&メーキャップアーティストとして資生堂に入社。
ビューティーディレクターとして商品開発、美容法の開発、宣伝広告・CM撮影を担当。
1992年にスタートした和装のファッションショー「ファッションカンタータ from KYOTO」では、
ショーのヘア&メーク総合監修を務めている。
昨年発売された和装ビューティーブック『着物ヘアメイクの発想』(誠文堂新光社2015年)も好評。
全日本婚礼美容家協会講師、日本フォーマル協会講師。
鎌田由美子ホームページ: http://hma.shiseidogroup.jp/kamada/?rt_pr=tr579

古典的なゆかたが人気の今年は”レトロ”を鍵と捉え、「昭和レトロ」「昭和クラシック」「大正ロマン」といったテイストを取り入れて、ゆかたファッションに合うおすすめのメークを2パターンご紹介します。一つは、トレンドカラーのブルーを取り入れた涼しげな目もとが”レトロポップ”なアイメーク、もう一つは、赤いルージュがポイントの”レトロロマンティック”なリップメークです。さらに、ちょっとアレンジするだけで、がらりと印象が変わるヘアスタイリングテクニックをご紹介します。

 

 

(1)トレンドのブルーで”レトロポップ”な涼しげブルーアイズ

ブルーやグリーンのアイシャドーを、太目のアイライン風にワンポイント入れて、ゆかたファッションにアクセントを加えます。

[1]ブルーのアイシャドーを細いチップに取り、目尻をポイントにまぶた1/3のところからすっと引き上げるように描く。そして、[2]ゴールドのアイシャドーを下まつげの根もとに軽く入れ、瞳にきらめきを与えます。マスカラは、軽やかにつけ、ブルーのアイカラーを引き立てます。
このアイメークには肌の色になじむ軽やかなルージュがおすすめです。唇の全体にルージュを直接つけたあと、中央部分にだけグロスをつけてつやをプラスします。
チークは、レッド系で頬の高めの位置につややかに入れると、イキイキとした雰囲気になります。

(2)赤を軽やかにキメる”レトロロマンティック”なふんわり赤リップ

洋服とは違い特別感のあるゆかたには、今年は赤色のルージュをトレンドのテクニックで取り入れるのがおすすめです。普段なかなか赤色を選ばない方にも、特別感のある和装のときには挑戦しやすく、ぐっと気分も高まります。赤いルージュを、夏場に軽やかに演出するためのテクニックをご紹介します。
[1]唇の中央から全体にルージュを直接つけます。
[2]何もつけていないリップブラシで輪郭線をなぞってぼかします。
[3]唇の中央部分に再度口紅を重ねると、ふんわりとした輪郭で立体感のある軽やかな仕上がりに。赤色のルージュは、肌の色も明るく見せ、肌の透明感を引き立てます。

目もとには肌なじみの良いピンクのクリームアイシャドーをまぶた全体に広げると優しく明るい印象です。ボリュームタイプのマスカラでまつ毛を際立たせ、印象的な目もとに仕上げます。チークは、ピンク系を頬の中央から頬骨に向かって高めにふんわりと入れ、ロマンティックな印象にします。

【ベースメークのポイント】
●”レトロポップ”メークには透明感とツヤ肌!イキイキとした印象に。
●”レトロロマンティック”メークはふんわリ柔らかい印象に。
ゆかたメークの場合、ベースメークは素肌の美しさを生かしながら、透明感のある軽やかな仕上がりにします。化粧下地、リキッドファンデーションをつけたあと、リキッドタイプのコンシーラーでくすみをカバーします。 ”レトロポップ”は、透明感とツヤのあるイキイキとした印象に。また、”レトロロマンティック”には、ベースメークの最後にルースパウダーを軽く重ねふんわりと仕上げます。

(3)おすすめヘアスタイルと簡単アレンジテクニック
~まとめ髪のポイントはシルエット演出! バランスが重要!~

 

【髪のべース作り】
髪を3つの束に分けゴムで結び、それぞれをツイストして毛先をピンで留める、自分でできる基本のまとめ髪です。ゴムを結ぶ位置がポイントになります。
中央の束だけ、さらに2つに分けてツイストします。ツイストしながら、毛束を少しずつ引き抜くことで、ボリュームと軽やかさを演出します。左右のツイストを交差させるようにして、ピンで留めます。

 

【簡単アレンジテクニック】
基本の結ぶ位置は一緒でも、左右のツイストを交差させる際、真ん中の束の下側で交差させるか、上側で交差させるかの違いで、シルエットと印象が大きく変化します。

<ネープポイント>
ネープ(襟足)にポイントを置くと、大人っぽく、ロマンティックな印象になります。前髪はセンターパート(真ん中分け)で、短い前髪をカールし、60年代のような雰囲気でレトロ感を演出します。

 

<トップポイント>
ボリュームを上部に変えると、より元気でフレッシュな印象になります。フェースラインもすっきりとし、背も高く見えます。カチューシャ型バングをつければ、さらにキュートなイメージに。髪かざりも変えて、個性的なゆかた美人を演出できます。

 

<撮影協力>
着物スタイリスト : 秋月洋子
ゆかた・帯 : 竺仙
株式会社 竺仙(東京都中央区日本橋小舟町2-3) TEL:03-5202-0991(担当/家崎)
髪かざり : アトリエ染花(プランシュ)
TEL:03-3499-6820

ご参考(1) 
撮影に使用した、ゆかたメークにおすすめの化粧品

■”レトロポップ”な涼しげアイメーキャップ
【アイシャドー】
SHISEIDO ルミナイジング サテンアイカラー トリオGD804
4,000円(税抜)

【口紅】2016年7月1日発売 ★NEW★
SHISEIDO ルージュルージュ RD309
3,600円(税抜)

【口紅】
SHISEIDO ラッカーグロス OR303
3,000円(税抜)
【チーク】
マキアージュ ドラマティックムードヴェール PK200
■”レトロロマンティック”なリップメーキャップ
【アイシャドー】
SHISEIDO シマリング クリーム アイカラー PK214
3,000円(税抜)

【口紅】2016年7月1日発売 ★NEW★
SHISEIDO ルージュルージュ RD306
3,600円(税抜)

【チーク】
SHISEIDO ルミナイジング サテンフェースカラー PK304
4,000円(税抜)
■ベースメーキャップ
【化粧下地】
SHISEIDO グローエンハンシング プライマー
4,000円(税抜)

【ファンデーション】
SHISEIDO シアーアンドパーフェクト ファンデーション
4,000円(税抜)

【コンシーラー】
SHISEIDO シアー アイゾーン コレクター
3,600円(税抜)

【フェースパウダー】
SHISEIDO トランスルーセント ルースパウダー
※”レトロロマンティック”メークのみ使用
4,800円(税抜)

※価格の記載のないものは、ノープリントプライスです。表示価格は希望小売価格です。
※お客さまからのお問い合わせは、「資生堂お問い合わせ先 フリーダイヤル 0120-30-4710」でお受けしています。

ご参考(2)-1

 

ご参考(2)-2

 

▼ 2016年最旬浴衣ヘア&メークは”レトロ”がトレンド!!
http://hma.shiseidogroup.jp/tips/p20160620_9380/?rt_pr=tr579

▼ 資生堂ヘア&メーキャップアーティスト
http://hma.shiseidogroup.jp/?rt_pr=tr579

▼ ニュースリリース
http://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000001951&rt_pr=tr579

▼ グローバルブランド「SHISEIDO」サイト
http://www.shiseido.co.jp/gb/?rt_pr=tr579

▼ マキアージュ ブランドサイト
http://www.shiseido.co.jp/mq/?rt_pr=tr579

▼ 資生堂グループ企業情報サイト
http://www.shiseidogroup.jp/?rt_pr=tr579

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