■ゆかたを活用したまちおこしを提案します
観光需要は体験型観光(ゆかたツーリズム)へ
地方の人口減少に伴い、各自治体によるまちおこしは全国的に様々な取り組みが行われています。しかし、既存のイベントや観光素材だけでは、大きな需要を捉えられないという現実も存在しているようです。当協会としては、ゆかたを活用した体験型観光(ゆかたツーリズム)を提案しております。
※ニューツーリズムとは、従来の物見遊山的な観光旅行に対して、これまで観光資源 としては気付かれていなかったような地域固有の資源を新たに活用し、体験型・交流 型の要素を取り入れた旅行の形態です。活用する観光資源に応じて、エコツーリズ ム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、産業観光等が挙げられ、旅行商品化の 際に地域の特性を活かしやすいことから、地域活性化につながるものと期待されてい ます。観光庁では、地域の特性を生かし、かつ多様化する旅行者のニーズに即した観光を 提供するニューツーリズムの振興を図っています。
観光庁ニューツーリズム HP(リンク)
ゆかたツーリズムとは?
ゆかたツーリズムとは、ゆかたを着て日本文化を体験するという非日常体験を旅行形態にしたものです。ゆかたをまとうことで、洋服とは違った体験や購買に繋がります。また、ゆかたツーリズムを行う地域への効果としてTwitterやFACEBOOK、インスタグラム等のSNSとの連携による情報発信、ゆかたを着た人が町を練り歩くことによる彩りある景観作り、女性客の取り込みが見込まれます。
場所・季節を選ばず簡単に文化体験ができるゆかた
ゆかたの簡易性は場所(屋外・屋内)を選びません。特に外国人にとっては夏の衣服というよりも「日本の伝統服」というイメージがあり、屋外では春夏秋シーズン利用することができ、屋内では年間を通して利用できます。(最近では4月下旬ころからゆかたの適温である25度前後に達しており、秋では10月下旬ころまで屋外でのイベントが可能です。)
また、着物に比べて着衣が簡単で、Tシャツ短パンの上からでも着られます。最も、文化体験において重要なことは、「触れること」です。観て聴く文化体験も素晴らしい思い出となりますが、「触れる体験」をすることで、感覚を通してより深く記憶に残すことができます。
多様なデザインを持つゆかたの情報発信性
日本人観光客や外国人観光客を誘客し、そこから新たなる集客(地域活性化)に繋げるためにはFACEBOOK、Twitter、インスタグラム等のSNSの活用が必須です。情報発信を積極的に行ってもらうためにも、その地域でで撮影した写真は需要になってきます。多様で独特なデザインを持つゆかたは記念写真に適しており、印象付けには最適です。
既存のまちおこしイベントにゆかたを+(プラス)
ゆかたの簡易性は、どんな種類のイベントにも適用することができます。例えば、地域で開かれる音楽イベントにゆかたを+(プラス)することにより、和風テイストを含んだイベントに変貌することが出来ますし、それに合わせて音楽演奏者や付帯する飲食出店者を変化させることにより全く新しいイベントを創出できます。例:B級グルメなどのグルメイベント、ジャズフェスなどの音楽イベント、マラソンなどのスポーツイベント、各種ミスコンイベント等。
街コンイベント・お見合いパーティイベントとの好マッチング
毎年数千件のイベントが開催されていると言われる街コン。新しい出会いの場としても注目されており、参加者が毎年増加傾向にあるそうです。地方活性化の礎を作る少子化対策としての一面もあり、今後さらに拡がっていくと見込まれています。当協会としても2014年に婚活イベントでのゆかたの効果を測定するために、長野県でのイベントに参加しました。結果としては軒並み数値が向上しており、出会いのチャンスを増やすためのゆかたの効果が実証されました。
浴衣で婚活!婚活イベントの開催報告 出会いの場で驚くべきゆかたの効果!
イベント費用の捻出のご提案
これまでゆかたを活用したイベントを数多く企画されましたが、実行に至らなかったというケースを多く伺っております。一番の理由は費用負担が問題となっているようです。定型のゆかた衣装をひと揃えしますと、一人あたり最低5000~6000円。あまり色ダブりが少ないように様々な種類のゆかたを揃えようとすると、一人当たり8000~9000円は最低見込まざるを得ません。お客様に一部負担をお願いするにしても、最低3000~4000円以上の負担をお願いすることとなり、参加者の大幅減少に至ります。またゆかたのイベントとして華々しく成立させようとすると10名~20名レベルではなく、50人~100人規模で着てもらう必要があり、当然のことながら予算不足になり、ゆかたイベントは持ち越しになってしまいます。
ゆかたイベント中止にならない為にも、当協会では「多方向への少額負担による費用捻出」をご提案します。